壊れ始めた日常

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壊れ始めた日常

毎日 毎日 お腹がはちきれそうになる程なつきは食べては吐いていた。 初めは上手く吐けなかったり苦しい思いもしたが今はコツを覚えてわりかし楽に吐けるようになっていた。 突っ込む指を2本から4本にし奥まで思いきりいれえずく。 お腹も同時に力をいれる。吐く前は大量に水を「いれる。」 水を大量に飲む事がなつきの嘔吐する前の儀式になっていた。 そして最初に食べたものがでてすっぱいような苦いような少し黄色がかった液体しかでなくなったら嘔吐の完了だ。 なつきはだんだん体重計の数字が減っていくのがただ単に嬉しかった。 頭がふわふわするのも体が軽くなっているからだと思うようにさえなった。
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