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高一だったなつきも高三の冬を向かえた。
35キロだった体重は42キロになっていた。
まわりから見れば普通の体型に戻っていた。
過食嘔吐を辞めていたわけではないのに何故か太っていた。
その頃のなつきは「痩せる」為ではなく「太らない」為に吐いていた。そして「食べる」という事に罪悪感を覚えていたのだった。
話が戻るが何故吐いているのに体重が戻っているのいるのか?
簡単な話だ。体の中に食べ物が入っていない状態に慣れてしまって極端に少ない栄養でよくなってしまったからだ。だから、食べ物が入ってきたときにはここぞとばかり吸収しようとしているからだ。 つまり、砂漠の中に水をかければすぐ吸収してしまう。それと同じでなつきは人と同じ量を食べても体は「多すぎる」栄養と認識し蓄えようとし脂肪に変わってしまっていた。
そう…なつきの二回目のリバウンドだ。
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