出口のない入口
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それでも日常生活は普通に送った。 友達も亮ともそれなりにうまくいっていた。バイトも食費を稼ぐ為ほぼ毎日はいった。 だから「過食嘔吐」という異常な行為も辞めなければいけないとわかっていてもそれほど普通の生活には支障がなかったので危機感も感じていなかったのかもしれない。 そして、なつきは高校を卒業し小さな下請け会社の事務に就職し一人暮らしを始めた。
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