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もうこれで最後だから…｡そう心でつぶやきながら思いきり指を喉につっこみお腹に力をいれ食べ物を吐く｡
数分前に｢入れた｣食べ物がドロっとしたものとして口からでる｡
最初に食べたものを思いだし｢それ｣がでたのを確認するとふぅっとため息をつき妙に冷静になる｡
｢やっと終わった…｣変な達成感と胃の中に食べ物がはいっていない安堵感｡そして吐いた後のけだるい感じに浸りながらしばらくしてからトイレの周りをティッシュでふきとり自分が吐いたものと一緒に流す｡
今日もやってしまった…｡
もう昨日で辞めようと思ってたのに…｡
なつきは洗面台の鏡に向かって自分の顔を見つめた｡
手を洗う時､指をつこっみ歯でこすれてきれる手の甲がしみる｡
その痛みがまた罪悪感と虚しさがなつきをおそう｡
今日で辞めよう！
明日こそ吐かない！
昨日と同じセリフを心の中で誓う｡
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