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まさか……。
最悪の展開が頭によぎる。
俺は壁から離れようと後ずさりした。
この壁は俺を押し潰すつもりなのか…!?
ズズズ…!!ズズズズ…!!
しかも、徐々に加速してやがる…!
そう思った刹那、俺は咄嗟に走り出していた。
「う…うわあああああ!!」
ゴォンッ!!
「!?」
壁も急加速する。
もう少しずつではない。
少しでも速度を緩めれば、確実に追い付かれる…。
ゴンッ!
ゴォンッッ!!
冷酷な殺意。それが、押し寄せる。
クソッ、何て殺し方だよ…!!
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