エンゲージ・ワン

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――時代は近未来。  科学が発達してロボットに依存した生活を続いていて、普通に街の中をロボットが歩いている世界。  とある町外れにある白い建物に一人の少年が住んでいた。  名を明道修治(あけみちしゅうじ)という。  彼は15才という若さで博士号を持ち、現代のロボット工学の最先端で活躍している。  かなりに変わり者で他者との交友を完全にと言っても問題ない程切り離していて、わざわざ町から離れた場所に居を構えている。  修治の自宅兼作業場である何の装飾もない白い建物で、シンプルな雰囲気で神秘的をイメージを感じる。  その建物の地下で、修治は作業に没頭していて周りの騒ぎに全く気付いていない様子。  そう、町は今、非常に大変な状態になっていた。  極悪ネット犯罪者によって世界中に暴走怪電波が放たれたのだ。  それにより世界中のロボットは暴走し始め、世界は大混乱に陥っている。  近郊ではロボットが暴れ、爆音は止むことを知らない状態の中で音の届かない地下室で修治は黙々と作業に没頭している。  自分一人だけで作り上げた戦闘用ロボットの整備を一段落ついたところで休憩がてら難解な方程式の解読をしているところだ。
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