4月2日 《金曜日》

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いつも通りの朝。 いつもと同じように洗顔をすませ、いつもと同じようにテレビを見ながら朝メシをだらだら食う。 いつも通りギリギリまで粘って、遅れないように学校までチャリを爆走させる。 そして、いつもと同じように遅刻ギリギリで学校に着く。 …その日もそんなありふれた1日のハズだった…。 でもその日はいつもとは違った。 「やべっ!?もう8時10分!?」 リビングを飛び出し、昨日学校から帰ってから玄関に置きっぱなしの鞄を急いで肩にひっかける。 そして靴を履き、玄関を飛び出す。 急いで部屋の鍵をかけてエレベーターのボタンをおし、その間に髪型のチェック。 『20階です』 着いたばかりのエレベーターへ駆け込み乱暴に1階のボタンを押し、閉じるボタンを連打する。 『1階です』 扉が開ききらないうちにエレベーターを飛び出し、自動扉へ向かう。 ってアレ? 自動扉をくぐったオレが見たのは… 「すーすー」 気持ちよさそうにマンションの前で眠る少女だった。
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