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神下は尻餅をついた私を軽く笑いながら
「立てる?」
と私の腕を力強く引き上げた。
初めて話すし笑われたことに対してバカにされたような気がして尚更恥ずかしくなり、少し睨み付けて
「大丈夫。ありがと。」
と無愛想に返答したのだ。
そして私はそそくさと移動教室の場所へ向かった。
「男は皆同じ。っと」
それはまるで自分に暗示するかのように、唱えた一言だった。
私は基本的に男には人見知りする。いつも無愛想だ。
でも仲良くなるととことん仲良くなるタイプで、今のところ高校で男友達ができる気配はない。
なんたってここの高校には、私からみてなぜか自分中心としか思ってるやつしかいないように見える。
まあ割合で言えば、派手と普通と地味だと
3対5対2と言ったところだろうか。
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