COUNT.02 確信

6/6
2239人が本棚に入れています
本棚に追加
/66ページ
浩平に近付く圭介。 おじさんは救急車に乗せられている所だ。 「浩平…」 圭介が呼び掛ける。 振り向く浩平は泣いていた。 (こいつ…昔からこうだったな…自分じゃない誰かの為に泣けるヤツ…) 圭介と浩平は中学生の時から友達だった。 「浩平、聞いてくれ…」 圭介が浩平に電話での会話について話した。 「俺も!?」 浩平が脅える。 「ああ、とにかく、マンションに確かめに行くぞ!」 圭介が浩平の手を引っ張る。 圭介と浩平は同じマンションに住んでる。 ただ圭介は203号室、浩平は306号室なのだ。 圭介と浩平がマンションにつく。 お互い何も喋らずに浩平の部屋まで行った。 部屋のドアについている郵便受けの中を見た。   確かにあった。 圭介に来たのと同じ真っ黒い封筒が… そして浩平はその裏を見てそこに書いてあった言葉を読む。 圭介の部屋で読んだ時よりずっと脅えた声でこう読んだ…   「人生ゲーム」
/66ページ

最初のコメントを投稿しよう!