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「ちょ…どういう…?」
ワケが分からず高松先生に聞いたのは鳴海 三善(なるみ みよし)
彼はいつも不良と一緒にいたが、その中では気が弱く、下に見られていた。
「ふふ…まだ分からないのですか?このゲームに勝ったのは君達です。」
高松先生が言う。
「じゃ…え…?さっきの音って…まさか。」
三善が不安そうな顔になった。
「毒ガスです。」
高松が答える。
「そんな!」
三善が愕然とする。
――旧友は死んだ――
「悔やむ事はないですよ。彼らは君達を犠牲に生き残ろうとしたのです。」
高松先生が優しく言う。
「さぁ、どうぞ。次の部屋へ。」
高松先生がそういうと、20人の兵士の一人が扉を開く。
「君達は次のゲームの進出権を手にしました。」
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