COUNT.01 手紙

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「人生ゲーム?」 聞き返す圭介。 「ああ…」 答える浩平。 しばらくの沈黙が流れた… 先に口を開いたのは浩平だった。 「ははっ…人生ゲームだってよ。懐かしいな~、楽しそうじゃん?」 そう言いながらも浩平の顔はこわばっていた。 圭介も真顔だ。 それだけこの『黒い封筒』は不気味だった… 「馬鹿言ってんなよ..」 圭介がそう言って浩平から封筒をひったくる。 圭介が封筒を開ける… 中には真っ黒い手紙が入っていた。 互いに目を合わせる圭介と浩平… いつも冷静な圭介の手が震えていた。 「よ、読むぞ?」 圭介が震えた声で言う。 「ああ、読んでくれ…」 浩平もかすれた声で答える。
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