COUNT.01 手紙

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「は、はは…冗談だろ?誰だよ、こんな手のかかる悪戯したの…」 浩平が笑いながら言う。 だが、顔はひきつっていた… 「だ、だよなぁ…さすがにこりゃあねぇよな?」 圭介も一緒になって笑う。 だが、圭介の顔は浩平以上にこわばっていた… そりゃそうだ。ゲームに強制的にエントリーさせられたのは圭介だ。 浩平には出る必要性はないのだ… 「そうだ!今日は何食うんだ?」 浩平が聞く。 話をそらそうとしていた。 「あ?ああ、晩飯ね、お前もいるし、二人で鍋でもするか?」 圭介が聞き返す。 「お、そりゃいいな。俺キムチ鍋がいいな!」 浩平が答える。 「キムチ鍋な。あ、そうだ。肉だけないんだった!買いに行こうぜ!」   二人は買い物に出かけた。   …この買い物が悲劇のゲームの存在を確信させるとも知らずに…
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