COUNT.02 確信

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圭介の部屋から出る二人。 一番近いスーパーまでは少なくとも10分はかかる… 二人の足取りは重かった。 マンションの階段を下りる途中で浩平が口を開いた。 「あのゲーム、マジなのかな?」 「んなわけないだろ!」 圭介が答える。 圭介は絶対嘘だと信じていた… だが、それでも圭介は不安だった。 「そうだよな」 浩平がそう答える。 また沈黙が流れる… …浩平も不安な気持ちだった。 圭介は心臓を何者かに握られているような気さえした。 十字路の前で二人は信号にひっかかり止まった その時だった。 ブルルルッ 圭介のポケットで何かが震える。 ……携帯電話だ。 圭介は携帯を取り出す。 登録してない番号からの電話だ。 圭介が電話に出る。 同時に信号が青になる。 「もしもし?」 話ながら歩く二人。 「もしもし…」 返事が来る。 「誰ですか?」 圭介が尋ねたその時、丁度信号を渡りきった。 圭介はこの時『まさか…』などと考えていた…   そのまさかだった… 「どうも、人生ゲームの主催者の一人です。」   圭介は立ち止まってしまった…
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