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あるときある国の強欲な王様はいった
「わしは国のすべてのものをもっている。わしがもっていないものは他にないのか?」
すると家来は答えました
「一つだけあらます。それは真の笑顔です。」
王様はいった
「はて、笑顔か。わしは人が笑った顔はいつでもみることができるぞ」
家来は答えました
「いえ、それは真の笑顔ではありません。真の笑顔は人の気持ちがずっしりと詰まっているものなのです」
王様は家来の言っていることを理解できませんでした
あるとき、王様が街を家来を従えて歩いていると、馬車にしかれそうになっている子どもを見つけました。
王様は自らを犠牲にしてその子供を助けました
そしてその子供は王様にいいました
「王様ありがとう」
その子供の笑顔をみて王様は思いました
これが真の笑顔なんだと
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