呪いと三姉妹

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「…だ…め…外は…」 「どうして?」 「わから…ないけど…だ…め」 リーリアは降ろしてと言う レミリアは仕方なく地面に座らせた 座ったリーリアの肩をレミリアは触れる リーリアは震えていた 「大…丈夫…だから」 明らかに無理をしている 「でも!」 「大丈夫…」 「…分かったわ」 「でも…お姉様!」 「大丈夫…だから…」 「…」 フランは首にかけていた懐中時計を取るとリーリアに渡した 「これ…明日取りに来るから持ってて」 「フラン…」 リーリアの華奢な首に懐中時計がかけられた
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