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伊田の家は国道から外れた
静かな住宅地にあった。
白い大きなマンションの前に
バイクを止める。
バイクを降りカバンをあさってアルバムを探していると伊田は笑顔で近付いてきた。
『ありがとう!
しかしよう迷ったなぁ。
迷いすぎやろ。笑』
『伊田ん家が分かりにくいトコにありすぎんねん!断じてワタシのせいじゃない!』
そうして伊田にアルバムを渡す。
その後は
何気ない会話が続いた。
ひとしきり話すと伊田が
『あのさぁ…』
と話始めた。
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