夏の日。

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学生達は夏休みに入るこの時期。 私が働くコンビニは人手が足りなく随分前から求人の張り紙をしていた。 中々人が捕まらず役に立たず古くなったその求人の張り紙をオーナーが書き直し店先に張り出し直していた。     『そんな所に貼って意味あるんですかー??やっぱ求人広告の雑誌とかに載せないと誰も来ないと思いますよ。』    そう言って私は求人広告を眺めていた。    『それはやってみないと分からないでしょ。』     『無理無理!!絶対無理!!』 ちょうどそんな会話をしている時だった。       ウィーン。 『いらっしゃいませー!!』 …コンビニの自動ドアが開いて一人の女の子が入ってきた。
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