夏の日。

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『有り難うございました』 女の子は礼儀正しくレジにいる私達にも一礼をしてからスッと店を出て行った。 女の子が店から出た瞬間、私とバイトの女の子は『待ってました!!』とばかりにオーナーに群がった。   『いやぁー中々いい感じの子ですね!!』 『何歳なんですか?』 『家はどこら辺の子ですか?』 『オーナーから見てあの子どうなんですか?』   私とバイトの女の子は オーナーに詰め寄り問いただした。   これじゃあまるで尋問だ。 聞きたい質問をするだけして黙った私達を目の前にして静かにオーナーは口を開いた。
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