高校という世界

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中学を卒業したむかいはまさかのカンニングで家から少し離れた高校に入った。中学で後悔した分そーき高校ではがんばろうと考えたむかい。そこまで簡単にはいかなかった。 むかいは男子バレー部に入った。そーき高校の顧問は高校時代、県でもかなりの成績を残し全国でも名の知れた見栄晴先生だった。先生の練習はとてもすごく遠征も全国レベルと試合などすごかった。むかいはこの環境でがんばろうとしていた。 しかし、勉強がうまくいかず成績は伸びない、そして部活もなかなかがんばれない。入学して四ヶ月、ついにむかいにさぼりグセがついてしまった。むかいはお昼休みに男子バレー部の部室で部員達とご飯を食べる。しかし授業が始まる前に「もうけえる」と言って帰ってしまうのだ。そんな日が半年続いた。さすがに担任の先生も親を呼んで話をしたがあまり変わらなかった。 むかいは結局二年の6月に部活をやめた。
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