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千夏がバラす。
「へぇ~へぇ~、
葵にそんな人が
居たなんて
初耳やなぁ~」
と含み笑いの咲、
慌てた葵は、
! 思い出した。
『なぁそんな事より、
もう駅着くで
どうするん?』
と葵は逃げ道を
見つけた。
「忘れてたぁ、
咲は行くでぇ~
なぁ皆で
行こうやぁ!」
咲かなり
行きたいモード。
咲の押しに負けて
行く事にした。
「確かぁ
珈琲一族って
言ってたやんなぁ」
「ほらっアレ!
あれちゃう?」
商店街を
入るとすぐに
看板が見えた。
店は細い階段を
上がった2階にあった。
咲が店のドアを押すと、
カラン コロン カラン コロン カラン
とドアの鐘がなる。
ドアから顔を
覗かした咲
奥の方から声がした。
亮だ。
「こっち、こっち
咲ちゃん こっちやで」
咲にくっ付いて
葵と千夏が後に続く。
私達が座った席は、
店の出入口からは
奥まっているので
見えない。
朝と昼は喫茶店で、
夜はスナックに
なっているみたい。
亮の親が経営する
店だそうだ。
「何 飲む?
何でもいいよ~
今日はオレのおごり」
と亮が言うと、
咲が答える。
「では、遠慮なく
戴くよ~
私ホットねぇ
葵は?」
『じゃあ、私も
千夏は何にする?』
「私は紅茶がいいな~」
と千夏が答えると、
亮は
「アイアイサー」
と言って厨房へと
消えて行った。
聖児が話し始めた。
「実はさぁ~
後もう1人くんねん
皆と同じ
星陵やでぇ~
まだ名前言うても
わからんわなぁ~」
「うちの生徒なん?」
と咲が言うと
聖児が話しを続けた。
「実は・・・・・・・・」
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