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小学校入学
私は、
緊張していた
という記憶しか残ってない。
1年生になった私は、
生徒数の多さに、
ビックリした。
今では、
考えられないかな…
7組とか8組とか存在した。
だから、6年間通っても、
一度も同じクラスに
ならなかったり、
存在すら
知らない人も居た。
私が通う頃は、
1、2年が
クラス替えもなく、
担任も同じ
そして、
3、4年が
クラス替えなく、
担任も同じ
2年毎にしか、
クラス替えもなく、
担任の教師も変わらなかった。
校舎も大きくて立派だった。
迷子になるんじゃないかと、
2年生位までは
よくそう思った。
1年生になってすぐ、
紘司に似た男の子を見た。
下校時の事だった。
だけど、
この頃は決まった
登下校コースがあって、
違う道を通っては
行けないというルールを
ちゃんと守ってた私…。
真っ直ぐ行く
紘司君に似た男の子を、
じっと見ながら
突っ立ってた事が
あったなぁって、思い出す。
【ねぇ…紘司君
どこにいるん?
葵、あの特別な場所が
小学校に入っても、
続くと思ってたよ。
大人になるまで、
葵の横には紘司君が
ずっと居てるもんやって…】
2年生になっても、
紘司を思い出して居た。
幼稚園は私学に
通ったのだから、
同じ小学校に来るとは限らないと言う事を、
3年生位になってから
わかったと思う。
3年生からは、
習い事も増え、私は
忙しい日々に追われて、
次第に紘司の事を
思う時は少なくなった。
5年生の秋
運動会の練習が、
始まった。
この頃は、男子女子って
スゴい意識する年代。
話した事のない男子、
知らない男子と
手を握りあって
踊らなきゃいけないのが、
辛かった、そう、
フォークダンスを
踊らなきゃならない日が
やって来たのだ。
♪~♪
音楽が流れる
皆、輪になる
順番に、
挨拶しながら踊る?
誰も、
挨拶なんてしてないか…。
ヤだなぁ~
と思いながらも、
次から次へ
色んな男子と踊っていた
その時!
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