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葵
あっ!!
紘司
葵ちゃん!!
葵
紘司君!?
紘司
久しぶり！
葵
元気？
紘司
感じ、変わったね
葵
えっ？何て？
呆気なく次の人に
代わってしまったが、
２人はしばらく、
お互いを目で追っていた。
それから私は、紘司の
「感じ、変わったね」
が、
耳に残ってどういう
意味なのか考えてた。
有り得ないと思っていた
フォークダンスが、
楽しみに変わっていた。
５年になるまで、
知らなかったなんて…。
どうして、
同じクラスに
ならなかったのって、
腹が立った。
私は、１年から
６年まで大校舎で学び、
一方紘司は、
渡り廊下で繋がる
小校舎で学んだらしい。
次の日は、雨で
練習は中止だった。
団体演技でも、
紘司の姿は探せなかった。
結局、
フォークダンスの
練習でも、私達が
会う事は、
あれっきりなかった。
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