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だからといってワタシは
「自然に立ち返れ」
だとか、馬鹿げたことをいうつもりはない。
ただ、自然の声に耳を傾ければよいのだ。自然の声をきき自然の大切さを噛み締めればよいのだ。古きよき大和の民、君たちの御先祖様がそうであったように。
自然は大切である。自然は国の宝だ。無論、国民も。棲まう生物たちも。妖怪も。
そういえば、こんな話がある。
今も昔も妖怪のアイドルといえば……
「河童」
である。
え、違う?
そーいう人は少数派。マイノリティーです。かくいうワタシもマイノリティーだけど。
近年の河童は清い川が減っているといって嘆いているのをご存知だろうか?
河童は綺麗な水がなければ生きられない。頭のお皿が乾くとひからびて死んでしまうからである。
そのため、最近の河童はミネラルウォーターを持ち歩くようになった。
えっ?
ミネラルウォーターをどこで仕入れてくるのかって?
それはね……
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