425人が本棚に入れています
本棚に追加
男は船に乗っていた。
ある日、船が遭難し数人の男と共に救難ボートで難を逃れたが漂流の憂き目に。
食料に瀕した一行は体力のない者から死んでいく。
やがて、生き残っているものは死体の肉を生きるために食べ始めるが、1人の男はコレを固辞。
当然、その男はみるみる衰弱していく。見かねた他のものが
「これは海がめのスープだから」
と偽り、男にスープを飲ませ救難まで生き延びた。
しかしレストランで明らかに味の違うこの「本物の海がめのスープ」に直面し、そのすべてを悟り
死に至る。
最初のコメントを投稿しよう!