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別解
海の上で何も食べ物がない状況が続き、餓死者も出る始末。
このままでは全員死んでしまう、とコックは仕方なく、人間の肉を材料に使ってスー プをつくりました。
しかしそのままでは食べてもらえないので「ウミガメ のスープ」だと嘘をついて食べさせます。
さて、そのスープに命を救われた水兵は、戻ってからレストランでウミガメのスープを注文します。
ところが、食べてみるとあの時の味と全然違っており、ここに至って初めて例のスープがウミガメではなく人肉によるものだと理解しました。
しかし 、人肉の美味しさにすっかり虜になってしまった彼は、すでに普通の肉では我慢ができません。
とうとう、彼は自分の肉を使ってスープをつくることを決意したのです。
・・・翌日、それ以上食べる部分がなくなった彼がそこにいました。
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