愛のカタチ

出会い

この男性は別にチャラ男というわけではなかった。

ただ髪が金色なだけで服装はいたってシンプルなものだったが、優里にとっては男性が金髪なだけで、イコールチャラ男という方程式があったのだった。

(早く帰ってくれないかな～、私ああいうチャラチャラした人嫌いなんだよね～)

心の中でそう祈っていると、その男性が優里が座っている所の近くの本棚にやってきた。