2人が本棚に入れています
本棚に追加
/12ページ
夜になって
母親があわてている。
「どこにいったの?」
「警察……」
佳世子が家にいない。
近所を探してもいない。
「姉ちゃんなら
昼頃にどっかに行ったよ」
和也のその言葉に
大人達は外を探す。
いない。
母親と父親は
翌朝近くまで探した。
和也はその間
叔母の家に預けられていた。
「お婆ちゃん、
姉ちゃんは明日
帰ってくるよ」
「何でわかるん?」
「だって、明日は
僕の誕生日だから!!」
「そやね…。」
叔母も佳世子が心配で
眠れない。
和也は叔母の
ヒザの上で寝てしまった。
早朝。
和也が起きると
そこは病院だった。
最初のコメントを投稿しよう!