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息を吐く様な思いだ。
見下す視線の先、
虫の息の相手に何を思う?
今更ながらの同情か、
はたまた口を歪めて嘲笑うのか。
短い音を発てて息を吸い殺すと、勢い良くそれを踏み込んだ。
何だ、こんなにも簡単なのか。
そうか、案外容易いものなのだな。
好意と嫌悪は紙一重。
相手を好いて好い過ぎると、その反動は大きく生まれる。
だからこの手で君を堕としてあげる
例え、息を吐く様に歪めた表情でも。
行動は感情に流される ――
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