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「なん、だ、と‥」
どうせこの浴衣は兼続からのお下がりだろうと思い、サイズが合わない事を期待して袖を通してみれば、なぜだかサイズから丈から全てがピッタリで
あいつと自分はそんなに背丈など変わらないのか?
何故だか無性に腹がたってきたが、兼続への文句はまた後日改めて言うとして
もしサイズが合わないのならば、厭味たっぷりの口調で突っ返してやろうかと思ったのに
「‥仕方ない‥行くか…」
何だかんだ言って、恐らくは30分は経ったであろう時間
大好きな幸村を待たせるワケにも行かず、仕方なくこのまま待ち合わせの場所に向かう事に
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