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『ガシャ!ガシャ!』
っと騎士団長の身に付けている鎧の音がうるさく聞こえながら後ろから着いて行き、
騎士団長が立ち止まった。
騎士団長『此処が訓練の間だ。』
案内された訓練の間は王宮内だが、ただっ広く、中庭とは呼べない程の草原が広がっていた。
バサラ『クソ広いな…。』
バサラは呟いた。
騎士団長『昔は騎士の人口が多かったからな。訓練の間を広く作ってるのだ。』
騎士団長がそう答えた。
バサラはなるほどって顔をしながら、騎士団長にこう言った。
バサラ『…で、訓練とは具体的に何をすればいいのでしょうか?』
バサラの問いかけに騎士団長は、
騎士団長『うむ。訓練の間の中央付近に捕らえたモンスターを片付けて来い!
全部倒したら騎士の称号が国王から授けてもらえる。
城外に居るモンスターよりは弱いが油断は禁物だ!』
騎士団長が大きな声で叫んだ。
騎士団長『私は、此処で貴公の様子をチェックをする。さあ、訓練開始だ!』
騎士団長はバサラを訓練の間に押し出した。
バサラ『…さて、やるか…。』
元々軍人のバサラは体力的な自身は有るもの、生身で戦う事になるとは想像にもしていなかった。
バサラは右手に握った剣を構えて、モンスターの群れに向かって走り出した。
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