国王との謁見

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モンスターの群れは 約10匹程度。 狼と思われるモンスターの子供。そしてサソリみたいなモンスターの子供。 小悪魔みたいなモンスター。騎士団長によるとインプってモンスターらしい。 元の世界には狼やサソリは居るのだが、 インプってやつは初めてだ。 外にはこんな奴がうようよしてるなんて、想像したくはなかった。 訓練の間に居るモンスターは全て子供だそうだ。 軽い怪我ぐらいはするかもしれないが、致命傷は無いとの事。 バサラは事前に女将から聞いてたが、やっぱりモンスターとは言えど、まだ子供。 モンスターを切れずにいた。 騎士団長『どうした!子供とは言え、モンスターだぞ! 実戦じゃ、死ぬぞ!!』 騎士団長の声が険しくなった。 確かに、元の世界では戦場は迷った方が先に死ぬ世界。 この世界でも変わらない。 バサラは迷い振り切り、 ウルフの子供を剣で斬りつけ、ザシュ!って音とともにウルフの子供から断末魔が聞こえた。 余り気分の良い物じゃないが、殺るしかなかった…。 そして、小一時間がたった。 騎士団長『…うむ。よくやった。 合格だ。 では準備が済みしだい、謁見の間まで来るが良い。』 騎士団長はそう言うと、訓練の間から立ち去った。
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