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キャロライン『ハーフエルフでは、ヒューマンやエルフでは無い存在の為か、故郷が無く、移動民族の様に暮らしてるわ。現在は、カイノンって言う所に住んでるみたいわね。』
バサラはなるほどと言いつつ、こう答えた。
バサラ『残りの2種族は?』
キャロライン『2種族はダンって種族と、デカンって種族よ。』
バサラはどんな特徴のある、種族なのかを聞いて見た。
キャロライン『この2種族についてはホント特徴的で先程答えた、4種族と敵対関係に有るのよ…。』
バサラは女将に聞かされた。
始めにダンという種族は、元々ヒューマンだったのだ。一昔前、ヒューマンとダンの間でイザコザがあり、ダンはロハン大陸の北に位置する大陸に拠点をうつしたのであった。
キャロライン『…で、ダンって種族はヒューマンと同じく魔法が使えないけど、暗殺が得意でハイドってスキルを使えば、ダンの姿が見えなくなり、暗殺がしやすくなるのよ。』
バサラ『…フム。まるで忍者みたいだな。それで、デカンって言うのは?』
バサラの質問に女将が待ってましたっと言わんばかりに、得意気に喋りだした。
キャロライン『デカンって言うのは、元々ドラゴン、神々の使いだったのよ。ドラゴンは他種族の交流を遮ってた。
けど、神々の反乱の際に、ドラゴンは滅ぼされ他種族の交流が盛んになったと言うわけ。デカンはそのドラゴンが神々に滅ぼされる直前に化身として、生まれた種族なのよ。』
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