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バサラは相づちを打ちつつ聞いていた。
キャロライン『…で、このデカンって種族も特殊能力があってた、元々ドラゴンだから
ドラゴンに変身する能力が備わってるわ。
…まあ、ダンもデカンも種族的には敵対してるわけだけど、個人個人としては、交流してるわね。』
バサラ『…なるほど。勉強になった。ありがとう女将さん。』
バサラは女将にそう答えると女将はこう言った。
キャロライン『言い忘れたけど、ダンもデカンも交流はあるけど、他種族に対して襲ってくる場合があるから注意してね。』
バサラは頷く。
キャロライン『それと、国王に会う前にこの石を渡しとくわ。』
女将はバサラにポータルストーンを受け渡した。
バサラ『この石は?』
バサラの問いかけにより女将は答えた。
キャロライン『この石は、ロハン大陸に点在するBS(バインドストーン)に使用するものよ。この石を使えば、ロハン大陸にあるBSに一瞬に移動できる魔法の石よ。』
バサラ『なるほど、テレポートって事か。
バインドストーンってのは魔法で結界が張ってある石って事なのかな?』
キャロライン『そうそう。当たりよ♪結構わかってるじゃない。ポータルストーンはお店に売ってるから購入しとくべきね。』
女将はご機嫌のようだ。
キャロライン『じゃ、そろそろ時間だから行く準備してね。』
女将はそう言い、出掛ける準備をし始めた。
そして、バサラは女将に案内されるがまま、リヒト・デル=ラゴス国王が居る宮殿に足を運ぶのであった。
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