+第五章+

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  変な夢を見た。   紫椿が泣いている夢…。   木に感情なんかないのに、紫椿は確かに泣いていた。   そしてその周辺を取り囲むようにして人間がいた。   数なんてわからない。 とにかくたくさんだ。   そして顔は影で見えない。   でも笑っているのが想像出来た。 いや、笑っているというより見下した感じだ。   まるで、高笑いをしてるかのような…。  
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