+第六章+
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璃依が見つめる方向を紫苑は見た。 そこはまさしく、紫椿がある場所だった。 璃依は力尽きてしまった私を見つけ出してくれたのね。 そう感激した紫苑は嬉しそうに飛び回った。 「わかった、わかった。 今出してやるから」 璃依はそう言うと天井にあった透明な板を外した。
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