+第七章+

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  次の日から、紫椿の周りは人で賑やかになった。   つい最近までは静かで、ただ草が生い茂っていただけだったのに。   好き勝手伸び放題の草は綺麗に刈られ、 柵が建てられた。   その光景はまるで記念物のようだった。     紫苑にはそんな生まれ変わった自分を誇らしげにしているように、紫椿は見えた。  
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