+第八章+

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  「これはこれは姫様。あちらはこの国の王子でございますじゃ」   姫は軽く会釈をした。 また、璃依も会釈を返した。     「私は隣国の姫君、瑞南(ミズナ)と申します」   姫は淡々と言いのけた。  「僕はこの国の王子、璃依と言います」     これが二人の出会い。   この瑞南の登場によって、紫苑は悲劇を見ることになる。   そんなこと…今はまだ、誰も知らない。  
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