+第二章+
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紫苑はただただ、遠くで見てるしかなかった。 近づきたい気持ちと、 何をされるかわからない恐怖が入り混じっている。 どうすることも出来ないので、丁度そばにあった小枝に羽根を休めた。 目の前をひらひらと一枚の花びらが舞う。 青年は暫く動かなかった。 考え事をしてるのか、どこか遠くを見つめている。 紫苑は彼に釘付けだった。
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