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ピピピピピッ
ピピピピピッ
つむぐの部屋に目覚ましのアラーム音が響く。
「……。」
ピピピピピッ
ピピピピピッ
「うぅ…ん……うるせ…。」
バシンッという音と共にアラーム音が鳴り止んだ。
つむぐはアラームを止めた手を再びベッドに潜らせる。
「あ゙ー、眠。あともうちょっと…」
もそもそと寝返りをしながら不機嫌な声でそう言うと、すぐにスースーと寝息を立て始めてしまった。
つむぐは春休み中非常にだらけた生活を送っていた。そのため、目覚ましを7時にかけたはいいが、あまりの眠さに負けたようだ。
ピピピピピッ
ピピピピピッ
しかし、昨晩のつむぐは今日のつむぐを甘く見ていなかった。一度で起きない事を見越し、繰り返しアラームが鳴るように設定しておいたのだ。
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