わたしのますたー

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「俺は…結局は化け物に過ぎない………だけど、こんな俺にもルナやエレナ……クウなんか兄として慕ってくれるし、勿論クロは俺に充分過ぎる程に尽くしてくれてる。 ……俺さぁ、向こうでは友達とか居なかったんだ……姫香が一緒に居てくれただけで後は独りだった……だけど、お前達は俺と一緒に居てくれる…俺にとってはみんな家族みたいで…大切な人なんだ。だから、せめてみんなには幸せで居てほしい。いつも笑っていてほしい。だから、俺の存在理由はみんなを笑わせる事。それ以上は望まないし、これが俺の望みだから」 そう言って話し終えたマスターの表情は話す前と違って、とても素敵な笑顔でした。 その表情を見たとき、私は今までに無いくらい胸が締め付けられました。 私はこの時理解しました。 私はマスターのこの笑顔に惹かれているのだと。 私はこの笑顔の為にここに居るのだと。 「マスター…」 「ん?どうした?」 「私の存在理由…見つかりました♪」  
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