髪の毛

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「これが?」 ペナギナは困惑する 「まったく私を呼び出すなんていい度胸だわ」 金色の女が手で髪をかく 「どうするんだ?」 「アイテム表を開いてアクセサリーにハメてみろ」 (ブン) とペナギナは宙に魔方陣…というよりは画面に近いものを広げる 「クエスチョン?」 「バグアイテムだからな」 金色の女が答える (かちっ) と画面がなりペナギナが手を合わせると (ブン) となり画面は消えた 「約束の報酬だ」 「いらない」 ペナギナに向け金色の女は手を振る 「え?」 ペナギナは困惑する 「ちょっと・ね 私も変に巻き込まれた事件が合ってさ 『メールを見た時点で私の指名した場所に飛ぶこと…』 それが報酬」 金色の女はペナギナに笑いかける 「分かったわ フレーレ!!」 (ずがんっ) とペナギナは二人の間で魔方陣を爆発させ間合いをとる 「分かるわね ダンバズ!」 (ずがががぁが…) と金色の女の足元…地面が割れ中から人の顔のような石像が顔を見せる 「相変わらずラブラブだね」 頭を掻きながらペナギナはマズそうな顔を見せる 「ええ そりゃぁもう」 金色の女が言う (がんっ) と金色の鎧が上半身を残し落ちていく 下半身が丸裸になる と 次の瞬間… (ギギュリ…) 太ももを裂きさっきの触手が顔を出す (ギジュ…ビジュ…) と また一本、二本と彼女の足からおびただしいほどの血とともに顔を出す 見るたび彼女はたこのように見え、やがて大量の触手は一本の大きな彼女の胴部分になった
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