対KEEP戦

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「おみごとです」 (チパチパ) と眼鏡をかけたシスター姿の黒い女性… 「KEEP!」 ペナギナはおもいっきり後ろにジャンプし間合いをひらく 余裕だったペナギナの表情が凍る 「私は戦いに着たワケではないですよ」 シスターが言う 「…私を仲間に…か… どいつもコイツも…」 ペナギナが吐き捨てる 「あなたほどのハッカー 誰も逃さないというワケですか」 シスターは残念そうだ 「で、どうしますか?」 ペナギナに質問する 「私は私だ ノートは私の柱だ 裏切らないし… 私の…私たちの組織だ だから…手放したりしない」 おだやかな口調に隠れるあせりがとれる 「フレーレ」 とペナギナは自分の背後に魔法陣を展開… (だんっ) 後方で魔法陣が爆発する シスターとの間合いを詰め拳を振り上げる (どん) たたき込む 「ちっ 彼氏つきか…」 ペナギナが言う シスターの体は変化し、左腕が人のソレではない紫色の分厚い皮で守っていた (ひゅっ) ペナギナはまた後退する 「大丈夫なの? イレイザ?」 シスターは自分の胸あたりをみながら聞いた 「だ…いじょぶ…」 ぎこちない低い声が聞こえてくる 「寄生種め… 彼氏が彼氏なら女も女か…」 ペナギナが言う 「あまり響きがよろしくないですね というか私の兄の技…パクらないでください」 シスターの声に怒りが混ざる 「強い技は使って当然… というかあなたの兄さんもハッカーでしょ? 助けをもとめたら?」 ペナギナが言う 「ソレは…」 シスターは言葉をつまらせる
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