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‐真紀side‐
「‥ぅう‥‥‥ん」
真紀が再び目を覚ましたとき、空はすでに暗くなっていた。
「なんかすっきりしたかも。
もう、めまいもあんまりしないし」
真紀はベッドから出るとサイドテーブルにあった自分のバッグと上着を見つけると、それを持って部屋を出た。
ベッドルームの隣がリビングで、さきほどの男の人がソファで寝ていた。
「あっさっきの‥‥寝てる‥‥」
真紀はさっきまで自分が使っていたベッドからタオルケットを持ってきて、寝ている彼にそっと掛けると、メモを残し静かに部屋をあとにした。
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