1話・ハンターになりたい

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女性は肩にかかるくらいの栗色の髪を揺らしながら、どんどん歩いていく。 (早足だ、この人…) 遅れないように小走りでついていくと、急に女性が角を曲がり路地裏へと姿を消した。 シマキもそれに続く…… 「何者!?」 ジャキン!! 「ひぃ!」 角を曲がろうとしたシマキの鼻先に、大剣の切っ先が突きつけられていた。 女性は険しい顔でこちらを睨みつけている。 「あなた、誰?何のために私を尾行してたの?」 「い、いやぁ尾行とかそんなんじゃ…」 両手を上げて降参のポーズをとり、しどろもどろになって説明するも女性の表情はゆるまない。 シマキは仕方なくこれまでのいきさつを話すことにした。
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