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「そこは…親のすねかじり虫で」
最後まで言い終わらないうちに父親の強烈な右ストレートが青年の頭に直撃する。
青年は吹っとんだ。
ガッターン!!!
「めっ…、目の前にヒヨコが見えるぜ…🐤」
「お前にやる金なんぞない!!ニートになるなら生活費は自分で稼げ!いいな!!」
「んな無茶な…ニートは働かないからニートなんですよ」
青年は食事中の母親と姉にすがるような目線を送る。
母親はあきらめたような、可哀想なものを見るかのような目で息子を一瞥すると、再び箸を動かし始めた。
数年前からハンターの仕事をしており、たまの休みに帰ってくる姉は口いっぱいに飯を頬張りながら呑気に言った。
「じゃあニートになるための金を稼げばいいじゃないの。それからニートになりなさい」
「!!!!姉ちゃん……
…ナイスアイディア!!」
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