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まあ、何はともあれ風邪を移したんじゃなくて良かったと言うところだな。
移したんなら、罪悪感がハンパねぇことになるからな……
「でもね………」
俺がハンパねぇとか考えてると美沙が遠慮がちに話しかけてきた。
「でもね、隆也も無理しちゃだめだよ?今日1日ずっとしんどそうな顔してたの知ってるんだから……」
心配そうに顔を覗き込んでくる美沙。
はぁ~、コイツは何でもお見通しだな。上手く隠し通したつもりだったんだがな。
「……はぅ~…♪」
なんか見透かされてる感じが腹立つので照れ隠しに美沙の頭を撫でた。
「…約束だったからだぞ……?今だけだからな……。」
美沙は今日1番の笑顔を俺に放った。
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