9416人が本棚に入れています
本棚に追加
/401ページ
「そういや柚実さ、髪染めた?」
昔は薄い赤毛だったが、今は茶色よりの金髪だ。
『うん。』と首を振る柚実だったが、もう限界らしく俺の腕に少し強めに抱きつき、そのまま眠ってしまった。
思い返せば、帰ってからもう何年も立つような気がするくらい、いろいろなことがあった。
これからが騒がしい毎日になりそうだ。
俺もそろそろ限界だな……。
あれ?そういえば、今は春休みなのに1年の美沙が何故学校で部活をやっていたんだろうか?
えっ?まさか「同い年」だと思っていたけど、実は俺より年上なのか?
女の子2人に挟まれ、1人悶える隆也であった。
最初のコメントを投稿しよう!