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世界を照らす朝の夕が、
その色を無限の闇に衣を染めた刻、
空に散らばった白い宝石を、探して集めた、君と、君と二人で、
地平線に向かって消えてった昨日の君は、世界を柔く照らす陽、いつの間にか消えていなくなった、
宝石を集めきったその時に、もう一度だけ、君に会う事ができるかなあ
蒼空を、蒼空と呼べないくらいに闇が世界を覆う刻、僕は見失った、世界を、色を、君を、
この冷たさを消してくれ、寂しいのはもう嫌だ、一人はもう嫌だ、溶けてしまうのはモウイヤダ、
夕闇の端っこまで、探して、集めて、走ればまた会えるよね、
夜はとうとう、夜を迎えた。
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