番外編「サクラ」

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外はネオンの灯りで眩しくて。   夜でこんなに明るいと感覚が麻痺してしまう。   優雅は先々と、「狗小屋」の近くにあるホテルに向かおうとした。   すると身体が後ろに引っ張られた。   優雅は驚き後ろを振り返った。   男は少し困ったように微笑み、   「ご飯食べに行こう。」   と優雅の手を握りしめた。   (なんだ?こいつ…)   そう思いつつも、お金で買われたこの身だからと、男の提案に頷いた。
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