番外編「サクラ」

9/49
前へ
/51ページ
次へ
次々とテーブルを彩る料理を、人々は思い思い楽しんでいた。   優雅達のテーブルもすでにデザートが運ばれていた。   楽しんでいるとは、程遠い雰囲気だが、男が言うとおり料理はとても美味しかった。   デザートのアイスを食べ終わると、優雅は視線をチラッと上にあげた。   男は黙って注がれたワインを呑んでいた。   (黙ってればモテそうなのに…)   男はこちらを見た。   優雅はフイっと夜景に視線を移した。
/51ページ

最初のコメントを投稿しよう!

80人が本棚に入れています
本棚に追加